Trance Shift 7 - Notes

現Trance Shift 8.0の前バージョンのログ

モニタリング環境改善

 たまには音屋さんらしく機材の話でも。

 私の制作環境はもちろん自宅なんですが、ヘッドホンはSONYのCD-900ST、スピーカーはBOSEのCompanion3-2という環境で作ってます。ヘッドホンはモニタリングのものなんですが、スピーカーは完全にシアター向け、ホームオーディオ向けのものなんですね。つまりゲームとか映画とか楽しむためのもので制作には向いてません。元々ONKYOのGX-70というスピーカーをメインで使っていたのですが、音が大変アレな感じなのでスピーカーを買い替えるタイミングでモニタースピーカーを、と考えたんですが当時曲制作のほとんどをヘッドホン越しに行っていて、買っても使わないさHAHAHA!という結論になり結局モニタースピーカーではなくシアタースピーカーであるCompanion3を購入、となったのでした。

 しかしながら、最近そろそろ制作もヘッドホンだと限界!と思うことが多々あり。特にLiquidFunkなどの音の低位と帯域が重要になるジャンルではヘッドホンだけでは結構厳しいことも多くなってきたので、この際ということでモニタースピーカーを思い切って購入することに。実際数年考えていたことなんですが、踏ん切りがつかず車を買ったり車を買い替えたりしている間にお金が底を尽きた...という背景もあり、結局お蔵入りになってしまっていたんですがこの度の新譜「Rev」が会場で完売したという快挙(!!)を成し遂げたので、じゃあ思い切ってということで購入を決意。

 お買い上げ

 スピーカーに関しては以前から狙っていた「ADAM A5」を購入する予定だったんですが、いつのまにかディスコンになってて今は後継の「A5X」に。退化したか?と言われるとむしろ進化しているらしいので願ったりかなったりなんですが、こいつに弟分となる「A3X」なるモデルが出ていると知ってはて...となったわけです。出力的にもスペック的にもA5Xの2/3って感じなんですが、自宅スタジオで使う想定で考えるとまさにこいつが最高のモデル。サイズも結構小さ目ですしね。もちろんADAM以外にも検討したスピーカーはあるんですが、実際実物を見るとうーんとなることが多く、特に「カッコよさ」を考えてしまうとこいつ以外ありえない、となってしまったわけでして。ほら、ロゴもカッコいいし、ブラック箱だし、カーボンウーハーだし、重さもそれなりだし、いろいろね。YAMAHAのMSP5 Studioなんかもモデル的にはよかったんですが、カッコよさにはかなわなかったんですね...。

 というわけでADAM A3X、A5Xの視聴なんぞしてきたわけですが、結論から言うとA3Xを購入してきました。

  • A5Xの方が音の解像度が若干高めだが、音量が気持ちA3Xより多めに程度必要
  • A3Xの方が音にシマリがあって、低音がキュッとなってる感じ。逆にA5Xはなめらか。私の好みとしてはA3X。
  • サイズ的にはA5XもA3Xも大差はナシ。どっちでもOK。
  • A3Xが5万に対してA5Xが8万。予算的にはA3Xで収めたい。
  • 狙いはA3Xだけど一応A5Xも気になるかなー程度で。

 といった感じで。お店に他のメーカーのスピーカーもありましたが、格好良さがもうダントツでADAM以外見てませんでしたけどね。だってあのロゴといい(

 そんなわけで週末には届く予定なんですが、自宅スタジオ自体をリニューアルする計画(6畳の和室リビングをスタジオに大改造計画)があるので本格稼働はもうちょい先になりそうです。