Trance Shift 7 - Notes

現Trance Shift 8.0の前バージョンのログ

自鯖をDebianからUbuntuへ

 サーバーな話。

 長年、といっても5年ぐらいですが自鯖のOSにはAPTのパッケージ管理システムに感動して以来ずっとDebianを使ってきたんですが、Ubuntuに乗り換えることにしてみました。というか乗り換えます。乗り換えました。(サーバー既に立てた)

Debianさん

 Debianを使い始めたのは大学の研究してる頃なのでたぶん2003年とかだったと思うんですが、APTによるパッケージの管理システムがものすごい良く出来てるなーってのを鮮明に覚えてます。RedHatなんかのyumでも似たようなことが出来てた気がするんですが、当時DebianのnetinstのOSをCD-Rで入れて何もかもapt-getでセットアップ!という最小構成スタイルの虜になってしまったんですな。GNOMEコンパイルに四苦八苦してたのでapt-get一発で入ったのがもの凄く感動したのもきっかけ。後は、以前使っていた家庭内のNAS玄箱を利用していたのでそれにDebian突っ込んでたのもあります。それ以来ずっと信者のように毎度毎度使ってきていたのですが。

 Debianってのは堅牢で安定してるシステムを提供する代わりに、最新バージョンはなかなか取り込まないっていうスタンスがあって、近年それによくひっかかってたんですね。昔みたく取りあえずLAMP立ってればいいや的なスタンスだとそれでも良かったんですが、今だと色んな言語やソフトをぱぱっと試したいということが多いという状況下ではなかなか厳しい。結局のところ無ければコンパイルすればいいや、という手段もあるんですがコアライブラリが古かったりすると依存関係でウギャーってなるので泣く泣く諦めるということが多かったんですね。無論それで引き下がるわけもなく、Debian unstable(sid)を運用していた時期もあったんですが、unstableという名前の通り中途半端に依存関係がフクザツになってしまって破綻することが多く…

Ubuntuさん

 そこでというかもの凄く今更なんですが、Debianで私が感じていた短所をうまく克服してくれたのがUbuntuというワケで。

 品質よりスピード重視のディストリなのでだいたい最新に近いライブラリやソフトがてんこもりなんですね。Fedoraなんかと同じで定期リリースを決まりにしているディストリなのでバージョンを追っていれば常に最新のバージョンのソフトががつがつ使えるという。無論単にバージョンをガンガン上げていけば良いモノではないですが、ソフトウェアのリリース周期がDebianは堅すぎるかなーという印象をうすうす感じてはいたので、バージョンががつがつ上がってくれるUbuntuは私にとってはベストチョイス、となったのですな。元々Debianから派生しているディストリなのでAPTの仕組みもそのまま生きてますし、パッケージの構造なんかも結構ソックリなのですぐに馴染めますし。

 特に理由はないですがAPTが好きなのでずっとDebianを使い続けていたのですが、ふとしたきっかけでUbuntuを数年ぶりに触れてみると、色々衝撃が走ったという感じの出来事でした。自鯖ではRedHat系のディストリは考えてないので暫くはこれで行ってみようと思います。*1

*1:gentooなんかもコンセプトは好きですが現実的に時間が足りなさすぎるのでパスですねw